脳腫瘍でどうしよう!

脳腫瘍になってしまったことを書き連ねていきます

口の臭い女 脳腫瘍5

食事もろくに摂れなくなり、栄養ゼリーを口に含まず喉の奥に直接流し込む手法で何とか栄養をとっていました。

痛くもない歯を削られ、神経を抜かれ、
セカンドオピニオンからさらに浮気をして大病院の口腔外科にも行きました。

そこでも原因がわからず。
しかも、その頃は歯磨きも痛くて怖くて、うがいすら恐怖でした。
常に痛いのではなく、不意に電撃痛が走る恐怖です。
口の中に低周波治療器のような、いや、スタンガンを忍ばせているようなものです。

なので私の口はかなり口臭がきつかったと思います。
だって歯磨きもうがいもままならない日々が半月。

看護師さんが
「だいぶ口臭もするので、歯は磨きましょうね」
と言われた言葉が未だに忘れられません。

私だって磨きたいよ!
好きで口臭くせぇ女になってんじゃねぇよ!

悔しくて涙が出ましたが、喋るとスタンガンが発動するかもしれない恐怖で、黙って俯いていました。

そして口腔外科とも絶縁し、栄養剤を頂いた歯科医での治療も続いていました。
そして万策尽き果てた女医さんがこんな言葉を口にされました。

「もしかすると、三叉神経痛かもしれない」

歯の捻挫の次は神経痛か!

泣きそうでしたが、歯ではない病気で、それに治療法があるならと希望の光が差したようにも思えました。