泣き崩れる母、励ます私 脳腫瘍10
大病院からもらってきたMRIの画像を見て、
気さくな医師は
「脳に腫瘍がありますね」
「これが痛みを引き起こしてたんだ」
端的に、陰のところを指して説明しました。
テグレトールもだんだん体に慣れてきて、服薬量も増えてきました。
やる気ない半音下がって聞こえる他にも、お恥ずかしい話、失禁とか、いろいろ今までの自分ではない副作用にも悩まされ、私のなかではテグレトールでおさえきれないという思いがあり、こうなったら手術しか頭にありませんでした。
しかし一緒に聞いた母親は…
大 号 泣6>
そりゃね。
小さい頃から色んな病気させてきて、落ち着いた頃にコレですもんね。
私以上に、母が不憫でなりませんでした。
「大丈夫、脳腫瘍っていっても手術したら治るから」
「頑張っていくしかないじゃん」
「泣かないで、しっかりしよ?」
へたりこむ母を椅子に座らせ、
一生懸命おちつかせていました。
待ち合いの人の目には我々がどう写っていたのか…笑
脳腫瘍なの、わたしなんですけど…
小さい頃から脳内に垢?のようなものが生成され、それが年齢とともに肥大化し、あらゆる脳神経を圧迫したり、影響をおよぼすのだとか。
悪性のものではないので、まだありがたい方なんです。
ここで、ようやく6月19日の夜食ラーメンのゴールは、一ヶ月半の時を越えて脳腫瘍、ということになりました。